さいきん読んだもの

お久しぶりです。

櫛挽道守

櫛挽道守

工芸(体に特殊な動きを刻みこみ、その精度を高めてゆく)の話と、失われた絵(ものがたり)の断片を集め求める話。大変よかった。
娘と私 (ちくま文庫)

娘と私 (ちくま文庫)

受験のための問題集か何かで読んで以来、いつか獅子文六の『悦ちゃん』を読んでみたいと思っている(それから一体何年経っているのか)。こちらはその制作背景を描いた私小説的作品。
廃墟建築士 (集英社文庫)

廃墟建築士 (集英社文庫)

文字通り廃墟を建築する話。そういう突飛な設定はともかくとして、凄絶に美しい場面が出てくるのがこの人の魅力。久しぶりに読んだ。色々な展覧会カタログに書いた話と書評を集めたもの。懐かしい。阪大リーブルいいな。
逃げるは恥だが役に立つ(1) (KC KISS)

逃げるは恥だが役に立つ(1) (KC KISS)

家事代行サービスから契約結婚に移行。家事労働とか結婚制度とかについての思考実験のような話。家事というか労働全体についての話。筆者が体験した外国人メイドがいる生活(東南アジア)の話が興味深かった。やっぱり複雑ですよね…。
かくかくしかじか 1 (愛蔵版コミックス)

かくかくしかじか 1 (愛蔵版コミックス)

田舎における美大受験(こういう塾あるよね。私は通ったことはないけれど)の話、と恩師への懺悔。金沢美大か…