さいきん読んだもの

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『わたしもトルコで考えた』を読みはじめた前後から、むくむくとイスラムの普通の暮らしが知りたくなった。著者は今年亡くなった文化人類学者。アメリカとか非イスラム世界に暮らしている人の話が、地続き感があって感覚を想像しやすくてよかった。トル考の一家もいわばそんなケース。面白かったのが、モスクというのはお寺や教会みたいに一箇所に固定・所属するのではなく、できるだけあちこちのモスクに行って色々な人と一緒に礼拝しなさいと推奨されているらしいこと。

madame FIGARO japon (フィガロ ジャポン) 2013年 06月号 [雑誌]

madame FIGARO japon (フィガロ ジャポン) 2013年 06月号 [雑誌]

こんなものも見てうっとり。
コロニアリズムと文化財――近代日本と朝鮮から考える (岩波新書)

コロニアリズムと文化財――近代日本と朝鮮から考える (岩波新書)

帝国博物館総長だった九鬼隆一(岡倉天心の上司だった人)が、清国や朝鮮の文化財収集に「御賛助」を求めて日清戦争当時に政府や軍の高官たちに送った「戦時清国宝物蒐集方法」というのが露骨で震えた。
デスマスク (岩波新書)

デスマスク (岩波新書)

王の死体を展示するとか、心臓を取り出して友人に形見分けするとか…宗教コミュニティ、平均的な町、ゲートで囲われた高級住宅街など。
青い城 (角川文庫)

青い城 (角川文庫)

赤毛のアンモンゴメリの作品。存在自体知らなかった。ラブコメ?おもしろかった。アンシリーズにもたくさん出てくるいわゆる「オールドミス」の人のロマンス。美しい湖の島で二人きりで暮らす。
阪急電車 (幻冬舎文庫)

阪急電車 (幻冬舎文庫)

上手くできているのだけれど、プロット図とかを書いているところが浮かんじゃって(書いてないかもしれないし、それがダメなわけじゃないのだけれそ)、なんだか最近楽しめないのだよなあ。こういうの。