読んだ本、キンドル導入
一番最近のものから思い出す。
ゆっくりできるかと思ったけれど、意外に気が急いて読めない。
少しずつかじるような感じで。
ユリイカ 2013年10月号 特集=武田百合子 歩く、食べる、書く
- 作者: 武田百合子,山崎まどか,松田青子,緒川たまき
- 出版社/メーカー: 青土社
- 発売日: 2013/09/27
- メディア: ムック
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- 作者: コニー・ウィリス,松尾たいこ,渡邉民人(TYPEFACE)〔カバーデザイン〕,大森望
- 出版社/メーカー: 早川書房
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- 作者: コニー・ウィリス,松尾たいこ,渡邉民人(TYPEFACE)〔カバーデザイン〕,大森望
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2013/04/10
- メディア: 単行本
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- 作者: コニー・ウィリス,松尾たいこ,渡邉民人(TYPEFACE)〔カバーデザイン〕,大森望
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2013/06/06
- メディア: 単行本
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いま家の本を処分中ということもあって、今後はマンガ・小説・新書・雑誌の類で電子版があるものは電子版で!ということにする。でも案外電子版があるものって少ないのだよなあ。それとマンガが紙の本より1〜数巻分遅れて出るというのもストレス(小説はたいてい1冊で収まるから良いのだけれど、マンガは物語の途中で待ちながらなので)。そのほかの問題点としては、物が増えるというプレッシャーから解放される・安い(場合によっては700円が250円とか)という理由で、今まで以上に気軽に買ってしまうところか。雑誌はキンドルじゃないアプリを別に使ってPCやタブレットで見てみている。
さて、中身。研究対象とする歴史時代にタイムトラベルして観察するという手法の歴史学のオクスフォードの学生たちの話。この作者の永年の人気シリーズなのだそう。トラベラーがそこにいることによって歴史が変わってしまうような場所(など)には行くことができない(ルールとしてではなく、現象として)ので、有名な人は遠くからチラリと見るとかそういう程度の接触。今回の舞台は第二次世界大戦下のイギリス(おもに空襲下のロンドン)。デパートの売り子とか荘園主の屋敷のメイドとか、新聞記者とか。アガサ・クリスティーもほんの少しチラリと出てくる。会うべき人、たどりつくべき地点になかなかたどりつかない、ひっぱるひっぱる!第二次世界大戦の欧州戦線についてろくに頭に入っていないうえに、しょっちゅう視点が切り替わり、それが誰だか分からない語り手の章もしばしばさしはさまれ、で、なかなか読むのは大変でした。でも「歴史上何が起こったか」よりは「そこに生きたひとがどんな実感を持っていたか」に興味がある人にはとても面白いと思う。空襲の避難場所が地下鉄の駅だったり、女の人が自動車をガンガン運転して負傷者救護に当たっていたりしたのが印象的だった*1。物語の進行につれて、過去のシーンの意味がどんどん書き換えられていくという感覚も面白かった。
しかし戦勝国の人というのは、自国が勝つ/勝ったということに対してかなり素直なんだなあ。そりゃあ自分のせいで勝っていたものが負けてしまうことになっては困るのだけれど。
- 作者: オノ・ナツメ
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2013/02/22
- メディア: コミック
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