いちばん最近見たのはこれ。

・「吉川霊華展」6月12日〜7月29日 東京国立近代美術館、7月29日まで
大好きなレイカの展覧会。明治時代の絵からレイカになった瞬間に胸躍らせたり風に吹かれる線にうっとりしたり。「白描の人」だけれど色もきれいだって言ってほしいなあ。
白描ってこの世代、色々な人がやってるよね。靫彦とか契月とか関雪とか翠雲とか。あっフジタも!?
・「越境する日本人 工芸家が夢みたアジア1910s―1945」東京国立近代美術館工芸館、4月24日〜7月16日
2009年の年末に豊田市美でやっていた「近代の東アジアイメージ」という展覧会が強烈だったのだけれど、その反響のひとつだろうか。去年の「中国近代絵画と日本」(京博)も私の中ではシリーズになっている。いずれにせよ最近アツいですねこのへん。
絵よりも工芸作品を見る時に、より「帝国時代」の残り香を感じてしまうことが多いのは私の個人的な感覚だろうか。小森忍ってこういう感じの人か(でもよくわからない)と勉強になった。