我ら明清親衛隊

板橋区立美術館、12月1日〜1月6日
中国明代清代の画風を摂取して江戸時代に描かれた絵を集めた展覧会。親衛隊というからには熱狂的な感じだったのだろうか。なんとなく昔の教科書的には無かったことにされがちなテイストのものたちが集まっている気がした。お殿様率が高かったなー。これまでのここんちの江戸の展覧会を全部見てきた人は色々と懐かしく思い出しながら見たりもするのだろうか。
金子金陵(よくは知らない)の枇杷の絵がちょっと見慣れない感じで美しかった。宋紫石の風に吹かれる竹は気持ち悪くて良かった(どうして気持ち悪いのか)。
全体的に花鳥画比率が高かった。人物画・山水画をもうちょっと見たかったなあ(出ていたものは魅力的だった)と無いものねだりをしながら図録を見たら、会期前半にもう少し出ていたみたい。あーあ。広い会場で「明清」摂取の色々な事例を思いつくかぎり取り出して交通整理してくれる展覧会を見てみたい。でもそんなものを見るのはものすごく疲れそうだ。