飛んだ


朝、「いつもの沼」に行った。餌場付近に40羽ぐらい白鳥がいた。今日は餌やりの人はいないので岸からやや離れたところで思い思いに潜ったり、漂ったりしている。カメラでパチパチやりつつ待っていると、「コウコウ」「コウコウ」(とぶよ、とぶよ)と鳴き交わしながら(首をひょこひょこしていたかな)集まって、飛び立った!バタバタバタというかなり大きい音がするけれど、それは羽が水を打っている音なのか(ばしゃばしゃという感じではない)、水面を離れるとすぐにしなくなる。少なくともここからは聞こえない。離陸にかかる距離は意外に短くて、数秒、20メートルぐらいかな。たしか鵜は100メートルぐらいかかっていたりする。
10羽ぐらいのグループの時もあれば、2羽だけのこともある。とぶよとぶよと鳴き交わしながら仲間を集めて、ほいじゃ!と一羽が飛び立ち、すぐに他の鳥も飛び上がる。飛ぶグループのそばにいたやつが、あ、おれも!とちょっとあわてて便乗するケースもあったな。とぶよとぶよ、と鳴きながら集まるのだけれど、なんとなくタイミングが合わないのか、流れてしまって飛ばないということもあった。なんかちょっと、社会だ。

こんな感じで飛んでゆく。朝の通勤路の上を飛んでいるのを見かけたこともあって、そんな日はうれしい。