最近読んだもの

わたしがいなかった街で

わたしがいなかった街で

離婚をして独身時代に暮らしていた町に舞い戻った30代おわりの女性。生活・仕事の描写の合間合間にテレビでえんえんと見続ける戦争の映像のこと、海野十三の戦争中の日記がさしはさまれる。こんなにえんえんとテレビを見続ける話ってほかに憶えがないかもしれない。テレビからえんえんと痛々しい映像が流れ続ける体験といえば、あの、。
とにかくうちに帰ります

とにかくうちに帰ります

ふてくされたりしょんぼりしたりして会社から帰る話かと思ったら違った。埋立地の倉庫地帯にある会社から、バスも電車も止まってしまった豪雨の中、歩いてとにかくうちに帰ります!という話だった。帰ることの大変さ、といえば、あの、。
さよならソルシエ 1 (フラワーコミックスアルファ)

さよならソルシエ 1 (フラワーコミックスアルファ)

ゴッホの弟、テオの話。どういうふうに話がころがってゆくのだろう。
どうせ作らないので参考にはならないけれど、食べ物のまんがってどうして楽しいのか。人文系の大学に残っている人の生活がかいま見えて、あの子元気かなー等々と思う。しかし空気の読みあいが激しくて、そういうものが苦手なのでややつらい。