ごはんをつくる

ごはんをつくるということがなかなか生活の中で定着しないのだけれど、時々ごはんつくり期が訪れる。今、その何度目かのものが来ている。なんと冷蔵庫も大きいのにした。レンジも新しくした(パンが作れるらしい)!
さらに食材宅配サービスのヨシケイを頼んでいて、頼んだ日に家の前に置いたボックスをのぞくと食材が来ていて、「今日はこれを作りなさい」という指令に従って作るという仕組み。これはいい。自分では作ろうと思わないようなものとか、面倒そうで手を出しかねていたけれど作ってみたらなあんだ、というものとか、今度こそごはんを作るということが出来るようになりそうな気がする。…白身魚は塩コショウ振ってレンジでチンするだけでかなりいい具合になることが分かった!というレベルですが。豚しょうが焼きと切干大根はもう大丈夫かな。というレベルですが。
さて、毎日ヨシケイじゃ嫌なので、外食したり、スーパーで買ったり人から野菜をもらったりもするのだけれど、よく見ると近所に肉屋があって、そこで買うとやっぱりおいしい。しょうが焼きでも全然違う。八百屋もあるけれど、ものによって鮮度がちょっとなあ。魚屋はない。考えてみると新興住宅街で育った私にとって、行きつけの個人商店の八百屋や肉屋を持つということ自体初めてのことかもしれない。ここに引っ越してきて2年。コンビニや本屋や花屋や和菓子屋や氷屋やケーキ屋があるのは知っていたけれど、よく見れば風呂屋靴屋金物屋も荒物屋も瀬戸物屋も服屋もカフェも美容院も表具屋も畳屋もある。うかうかしているうちに消え失せそうな店ばかりだけれど、せめてあるうちは、住んでいるうちは楽しみたい。(今日の写真は既に閉じて久しいらしい理容室)