さっそく色々出かけた

(いくつかは改めて感想を書けるといいけれど、とりあえず)
・「二条城展」江戸東京博物館
行列の絵がいろいろあって面白かったです。屏風に行列だけを描くとどうなるか。そうなるか…。
・「中国の白いやきもの」出光美術館
一見単なる色テーマと見えますが、かなりがっつりと掘り下げられた展示でした。
・「大エルミタージュ展」名古屋市美術館
東京では見逃したやつ。もっとロシア臭やコレクション史的なもの*1を期待したけれど、西洋美術史をなぞる贅沢でお行儀のよい展覧会でした。バロックのアホな感じとかもう少し後のケレン味たっぷりなやつとか、ナポレオン期の鬼ごっこのやっぱりアホな感じの絵などがあるのが面白かった。だから時々ちゃんと見るべきなのだなあ。
常設の子ども向け企画で、キャプションをあえてつけない展示がしてあって、大変落ち着かなかった。よくないな、私。
・「明治大正時代の日本陶磁」瀬戸市美術館
たいへん楽しかった。秋には茨城に回ってくるのか。
・「横山大観展」宇都宮美術館
なんでここで大観?と思ったのだけれど、後半の印刷媒体を通じて「国民画家大観」が作られる話はここんちらしい展開だし、大変面白かった。着物などのデザインもかなりたくさん手掛けている話も。前半は画業をなぞっていて、ふむふむそういう展開の人かと勉強になりました。
ちょうど見たいなと思っていた絵も来ていたし。思いがけずよかった。

*1:辺境の地たるロシアの人がこういうモノを集めるとはどういうことか