うれしくあそぶ

「新寄贈・寄託品展」千葉市美術館、2月4日〜26日
2フロアを使った展示で、下のフロアが「嬉遊会コレクション展」。嬉遊会とは、県内に住む江戸時代(など)の書画を好きで集めている人たちが何人かいて、この美術館の館長さんに頼んでつけてもらったものだそう。見てよーいいでしょー、と嬉しそうに自慢しあうおじさんたち(?)の姿が浮かびます。本の名前とか音楽の種類からとったのかな。
さて。渡辺崋山が「福田半香にイイネイイネとおだてられてホイホイホイと描きました」(大意)と言っているらしい小さな絵と書12組(のうちの9組)が楽しかった。田舎の蟄居ぐらしも案外悪くはなかったのかな。絵は掛軸で書はおしゃれな額装なのだけれど、どういう使い方をしたのだろう。昭和の人がやった表装なんだろうか。半香や立原杏所の掛軸とか、いろいろな画家(浦上玉堂ほか)が描いた小さな絵を集めて貼った屏風もよかったです。