近代の女性南画家 奥原晴湖・跡見花蹊・野口小蘋

小山市車屋美術館(栃木県)、11月23日(金)〜1月14日(日)
奥原晴湖・跡見花蹊・野口小蘋という明治時代に「南画」ジャンルで活動した(超人気作家だったり宮廷画家だったりした)女性画家3人を並べた展覧会。マニアックだなー。床も壁も真っ白い部屋に靴を脱いで上がる。小さな美術館で、それぞれ4〜5点程度しか並んでいないのだけれど、私にはこの3人を並べて見る機会がなかったのでよかった。粗放の10年代、(20年代は何だ?)、きっちり細かい30年代とか、シンクロしているのかしら(わからない)。奥原晴湖のスケッチ帳も出ていて、江戸の画人のそれと変わらない体裁なのだけれど、煉瓦づくりの橋やら電線なんかが描きこまれていた。