美術

いろいろ

・「松井冬子展」横浜美術館、12月17日〜3月18日 いろいろ気になる人。紅白にも出てましたね。ふふ。 レオナルドダヴィンチふうの人物や内臓を日本画で描く。戦後から現在にかけての画家がほとんど選択しない絹に描く、細い墨線を使う、という手法をとってい…

青磁

「日本人の愛した中国陶磁 龍泉窯青磁」展 愛知県陶磁資料館 1月21日〜3月31日 名古屋の地下鉄の端からさらに乗り継いで高架のリニア線。「陶磁資料館南」という駅で降りてすぐに敷地らしいところに入るのだけれど、そこからたっぷり上り坂を10分以上歩い…

並んだ話

「北京故宮博物院200選」東京国立博物館平成館、1月2日〜2月19日 いつものとおり古びてしまった話だけれど、2時間45分並んで清明上河図を見ました。しかしまあ、なんでみんなこんなに辛抱強いのだろう、こんなにも並んで見る価値を自分の人生の中に見いだし…

栃木三題

・「歌麿と栃木」とちぎ蔵の街美術館、11月12日〜11月27日 もう終わっています。歌麿は栃木県栃木市に滞在したことがあって、最近相次いで再出現した肉筆画3点と、歌麿と街の関係を示す資料・江戸東京博物館の版本・版画が出ていました。美人画と恵比寿大黒…

菱田春草展

長野県立信濃美術館、10月16日で終了 古い話ですいません。没後100年。朦朧体問題を追及していました。図録に出ていた「朦朧体」という言葉の由来も面白かった。「朦朧法」じゃない理由。漱石も一瞬朦朧体って呼ばれたんだって(確認しようと思ったけれど図…

たまにはまだ終わっていないもののことを

どちらも「やまと絵の風景画」のことが面白い展覧会。青が緑がきれいだ。 ・「松岡映丘」練馬区立美術館、10月9日〜11月23日 松岡映丘は歴史画の人ですがポスターにもあるように結構今の人も描いているのだなあ。結構震災と戦災で焼失っていうのが多くてかわ…

実況中継EDO

板橋区立美術館、9月3日〜10月10日 江戸時代の「写実」絵画の展覧会。「スケッチと真景図」「事件」「博物図譜」という3つの章で構成。 長谷川雪旦下図、子の雪堤が完成させたという「高嶋屋絵図」、江戸の酒屋「高嶋屋」の繁盛ぶりと御店の裏に広がる見事…

「姿色端麗」

ハラ・ミュージアム・アーク、10月26日まで。また行ってきました。美人が出てくる絵の特集(人がいない絵もある)。近世初期風俗画の「縄暖簾図」。縄暖簾の間からのぞく美人。足下に小さな洋犬。女三の宮のイメージ。思った以上にクールだなあ。初期風俗画…